家庭用永久磁石磁気治療器【家庭用永久磁石磁気治療器】とは?

日本人の身近な愁訴のトップは、肩こり、腰痛である。これは日本人の骨格や性格に起因すると言われている。

日頃悩まされる「筋肉のこり」は、図のメカニズムで理解され、磁気による血行改善が、重要な役割を果たす。

様々な筋肉の中で、僧帽筋(そうぼうきん)やその周辺の筋肉の緊張によって起こる「こり」が「肩こり」になると言われている。

磁気の作用のユニークな特徴は、非侵襲性、瞬間到達性、持続性などである。

家庭用永久磁石磁気治療器の形態には次のものが認められている。

  1. 肌に貼り付けるもの
  2. 腹巻きなど衣類として用いるもの
  3. 布団、マット、シーツ、クッション、首枕、ネックレスとして用いるもの
  4. 腰、膝、肘などにサポーターとして用いるもの
  5. サンダル、靴、靴中敷きとして足の裏に接触させて用いるもの

また、磁力の強さは、35~200ミリテスラのものが医療機器として認められており、この永久磁石による磁場(静磁場)を「こり」の発生した筋肉組織の部位に作用させ血行をよくし、患部の「こり」を改善する。

日常経験する「こり」は、図のように局所の血行不良が、ひとつの引き金で起こるので、磁気が血行改善することで「こり」にすぐれた効果を発揮する。

効能効果は、「装着部位のこり及び血行の改善」である。

家庭用電機磁気治療【家庭用電機磁気治療】とは?

一般的に「磁気治療器」というと枕タイプや腹巻きタイプ、絆創膏タイプ、ネックレスタイプのように永久磁石による磁場(静磁場)を利用した「家庭用永久磁石磁気治療器」を指す場合が大半であるが、機器に内蔵された電磁コイルに家庭用商用電源(AC100V)を通電し、発生する交流(変動)磁場を利用して患部を治療する医療機器が「家庭用電気磁気治療器」である。

磁気治療の歴史は古く、磁石・磁気が治療の分野に応用されたのは10世紀頃のアラビアが最初であると伝えられ日本では、昭和7年頃に電気磁気治療器が誕生した。

現在、市販されている機器には、身体に巻き付けて使用する機器である「装着形」、床面やマットに置かれた機器に身体を密着させて使用する機器である「据置形」、その他手で持って移動して使用する「手持形」や、布団や枕に埋め込まれた「埋込形」等があるが、交流(変動)磁場の発生源として複数の電磁コイルを内蔵している基本的構造はほぼ同じである。

効能効果は「装着部位のこり及び血行の改善」である。

家庭用電気磁気治療器については、安全性・利便性の一つとしてユーザーから求められている(1)軽量・小型化への対応、(2) 作動原理に伴う発熱の抑制(低温火傷の防止)、(3)表面最大磁束密度の上昇、などを課題として技術的・構造的改良が鋭意進められているところである。

ページのトップへ